2008年11月30日
世田谷の四季
「
小春日和と称するのも今日まで」かと言われた
11月29日、経堂5丁目特別保護区では日差しのなか、枯葉が間断なく池に舞い落ちておりました。
この写真はその池の北側で見つけたユリ科の『ナギイカダ』という低木の「葉」と実です。
「葉」は退化していて、茎が扁平になって先端が針のようにとがっておりますので「葉」のように見えています。「葉」が尖っていますので、侵入者を防ぐために家の周囲に植え込むこともあるそうです。
初夏に白い花を咲かせた後、冬になると赤い実をひとつを付けるそうですが、29日にはこの写真に見るようにまるで双子のようにふたつの実が付いているのを発見しました。
ナギイカダに似た名前でハナイカダというミズキ科の低木があります。ハナイカダは葉(こちらは正真正銘の「葉」)の上にうす緑色の花が咲き、実は黒い色です。高尾山で見ることができます。
小春日和と称するのも今日まで」かと言われた11月29日、経堂5丁目特別保護区では日差しのなか、枯葉が間断なく池に舞い落ちておりました。
この写真はその池の北側で見つけたユリ科の『ナギイカダ』という低木の「葉」と実です。
「葉」は退化していて、茎が扁平になって先端が針のようにとがっておりますので「葉」のように見えています。「葉」が尖っていますので、侵入者を防ぐために家の周囲に植え込むこともあるそうです。
初夏に白い花を咲かせた後、冬になると赤い実をひとつを付けるそうですが、29日にはこの写真に見るようにまるで双子のようにふたつの実が付いているのを発見しました。
ナギイカダに似た名前でハナイカダというミズキ科の低木があります。ハナイカダは葉(こちらは正真正銘の「葉」)の上にうす緑色の花が咲き、実は黒い色です。高尾山で見ることができます。
2008年11月25日
世田谷の四季
11月19日『世田谷さんぽ』で紹介した「せたがやボロ市」が25日付『区のお知らせ:せたがや』で大きく取り上げられています。写真は、その『せたがや』と徳冨蘆花(本名:徳冨健次郎)著『みみずのたはこと』(定本1933年刊)を取り上げました。
因みに、蘆花は「徳冨の冨を『富』ではなく『冨』にこだわった」そうです。
その蘆花は『みみずのたはこと・麦の穂稲穂「村の一年」』のなかで、次のように記しています(1996年11月18日発行岩波文庫『みみずのたはこと』上148~150ページ)。
「兵隊さんの出代りを村の一年最後の賑合いにして、あとは寂しい初冬の十二月に入る。(中略)十五日が世田ヶ谷のボロ市。世田ヶ谷のボロ市は見ものである。(中略)約一里の間は、両側にずらり並んで、農家日用の新しい品々は素より、東京中の煤掃きの塵箱を此処へ打ち明けた様なあらゆる襤褸やガラクタをずらりと並べて、売る者も売る売る、買う者も買う、と唯驚るゝばかりである。(中略)人さまざま物さまざまの限りを尽くす。世田ヶ谷のボロ市を観て悟らねばならぬ、世に無用のものは無い、而して悲観は単に高慢であることを。」
「エコ」や「環境」に関心が寄せられている現在、蘆花が表現した世田ヶ谷のボロ市を、
25日付『区のお知らせ:せたがや』のなかで、「せたがやボロ市」保存会副会長熊澤恵さんが「自分なりの掘り出し物を見つけるのも楽しい」と表現しています。
2008年11月22日
世田谷の四季
今冬一番の冷え込みを記録したという11月21日、等々力渓谷・谷沢川沿いを歩いてきました。等々力渓谷入り口まで歩いていたときは、風が吹くなか寒さを感じましたが、渓谷内では寒さを感じることなく温もりをを感じました。「冷気をさえぎり、暖気の発散を抑制する働き」を樹木群は持っているのでしょう。
折からの風で、ケヤキやコナラなどの落葉樹はハラハラと枯葉を落としておりました。
渓谷の流れに乗る落葉、崖地に降り重なる落葉、それぞれに身をゆだねております。「落葉の声を聴く」と称したヒトがいますが、落葉たちは冬芽のときからの一年間を語り合っていることでしょう。
ゴルフ橋付近で拾い上げたケヤキの落葉は、写真に見るように、その付け根に種子を付けております。ケヤキの種子は鳥に食べられるわけでなく、動物に付着するわけでなく、さらに、ドングリのようにコロコロとろがって移動するわけではありません。「ケヤキは、その種子を枝につけたまま葉とともに落下することによって、風に乗り、水に流されて親木から離れたところで芽を出す術を持っている」とのことです。
ゴルフ橋付近で拾ったケヤキの葉と種子を見て、種子が葉とともに付いていれば『落枝』、葉が一枚一枚ハラハラと舞い落ちるのは『落葉』と呼ぶのだろうと思いました。
2008年11月19日
世田谷の四季
寒さが増してくるとヒトが集まる場所でぬくもりを感じたくなるものです。屋内では家族団欒ができる居間や食卓、そして、温かい鍋料理を提供する行きつけの小料理屋さんなどが考えられます。
屋外では世田谷線・世田谷駅または上町駅から徒歩5分ほどのボロ市通りで開催される「世田谷ボロ市」もヒトが集まる場所として考えられます。
毎年12月と1月の15日および16日に開催される「世田谷ボロ市」は天正6年(1,578年)以来430年ものあいだ歳末・正月の風物詩としてすっかり定着しております。東京都指定無形民俗文化財である「世田谷ボロ市」では、世田谷区内のみならず日本全国から集まる出店者によって各地の物産、洋品、古道具、陶器、植木などが販売されます。安価な掘り出し物を手に入れようと集まる人々は一日20万人を数え、4日間で80万人が集まります。
11月10日と17日の両日にわたって出店者の受付も完了し、12月と1月の15日および16日を待つばかりとなっております。
当日まで、待てない方々はボロ市通りの縁石に青いペンキで出店者番号が記されているのを見ていただいて、「世田谷ボロ市」当日の賑わい振りをご想像ください。
2008年11月19日
世田谷の四季
2・3日前から天気予報によれば、11月19日は今冬もっとも寒い朝を迎えると伝えられておりました。はたして、午前5時半前に寝室の障子をあけてみるとガラス窓がくもってておりました。
温度計を見ると、室内は18度、ベランダでは6度で、温度差が12度もあったのです。
路を隔てた建物の蛍光灯の光がボンヤリとかすんで見えます。
大川栄策が歌う『サザンカの宿』では、「くもりガラスを手で拭いて」明日が見えるか?と訊いていますが、世田谷では、この時期ガラス窓を開放しておくと、朝7時にはすっかりクモリが消え去ってしまいました。
2008年11月15日
世田谷の四季
この写真に見る葉に鋭いとげがあるヒイラギは、漢字で『柊』と書きます。世田谷区立S小学校の校庭で咲いている白いヒイラギの花は、写真に見るように、とても可憐にに感じますが、葉にはいかついトゲがついています。
しかしながら、人間が老成すると「あのヒトは丸くなった」と言われるのと同様、ヒイラギも老成すると、いかついトゲをなくすそうです。
イワシの頭をヒイラギの枝に刺して、節分の夜に家の出入り口に飾ると「災いが逃げていく」と子供のころ教えられた記憶があります。
2008年11月13日
世田谷の四季
11月13日は久しぶりに快晴の空が広がる小春日和でした。とても気持ちのよいこの日、烏山寺町を散策してきました。例年この時期は、イチョウ、ハゼ、カキ、モミジなどの樹木が黄葉・紅葉を見せ、烏山寺町を散策する人たちの目を楽しませてくれます。
13日の高源院弁天池では、小春日和の陽のもとで亀が10匹甲羅干しをしていました。カモは3羽が多数の鯉とともに水草を掻き分けていました。
この写真に見る「クチナシの実」は高源院の南に位置する永隆寺(えいりゅうじ)の入り口右側で見つけたものです。緋赤を帯びた黄色いクチナシの実は、自然着色料としてタクアンやお節料理・キントンに用いられます。
白く咲き始めた花弁が黄色に変わり、やがて、緋赤を帯びた黄色い実となるクチナシは、静かな烏山寺町の一隅で初夏から初冬へ移り変わる「世田谷の四季」を見続けてくれています。
2008年11月11日
1世田谷の四季
こんなチラシが目に入りました。烏山寺町は、案内書によれば「晩秋の項」で紹介されますが、このチラシで案内されている『歩こう会』が実施される11月13日は「冬」と呼んでも差し支えないと思います。
夏に烏山寺町を歩いたときには、「ツクツクホウシ」の鳴き声があちらこちらに満ちておりました。
11月13日には、コガモやカルガモが高源院の弁天池に羽を休めているはずです。そんな「身近な冬」を探しに『歩こう会』に参加してみましょう。
2008年11月07日
世田谷の四季
11月7日は立冬。立春までの期間に目を楽しませてくれる花のひとつに山茶花(サザンカ)があります。この写真のサザンカは、世田谷区立S小学校体育館裏にひっそりと一輪咲いています。 ひっそり咲いているところは、森進一の「さざん花」や大川栄作の「さざんかの宿」の歌詞を想いださせます。
サザンカそのものの開花時期は2月ごろまでですので、同時期に咲く寒椿と見間違えることがありますが、サザンカの花びらは一枚ずつ散りますので区別できます。
2008年11月06日
世田谷の四季
秋の暮れ・晩秋の日差しは弱いながらも、北よりの風が吹くときには体をぬくもらせてくれる貴重な存在です。その日差しのなかに、7月~9月の強い日差しのなかで黄色い花を咲かせていた30個の糸瓜(ヘチマ)が姿を変えて、タワシとなる姿をさらしています。
この写真に写っている糸瓜を見ると、弱弱しい秋の日差しの中で、冬の温かい温泉湯治場などで使用されるのを待ちわびているように感じます。
強い日差しのなかでは、窓辺に植えられて室内温度の上昇を和らげ、日差しが弱くなると、姿を変えて身をさらす:「糸瓜」を世田谷区の地産地消商品に加えたいものです。
2008年11月02日
世田谷の四季
11月1日は昨年より17日早い「木枯らし一号」に見舞われました。翌朝は、その木枯らしの落し物とでも呼べる「落ち葉」が諸所に吹き集まっている様子を見ることができました。
写真のように、世田谷区の樹である「けやき」もたくさんの葉を剥ぎ取られています。
昔であれば、掃き集めた落ち葉に火をつけて、焼き芋をつくるところですが、童謡に歌われているような「垣根の曲がり角」がなくなった今では、ただ、ちり取りで集めて庭の片隅で腐葉土に変わるのを待つだけです。
「木枯らし」が吹いた秋の暮れは、冬への入り口です。

